「俺の眺望」訴訟は32億円で隣家を購入して決着

 米ソフトウエア大手オラクルの創業者、ラリー・エリソンCEOが邸宅の眺望が、隣家の樹木が成長して見晴らしが悪くなったとして、サンフランシスコ地裁に訴えを起こしていた件で、エリソン氏は1日、この隣人宅を4000万ドル(約32億円)で購入することで決着させた。

 英デイリーメールによると、エリソン邸から北側を見渡すとサンフランシスコ湾を一望することができる。しかし。エリソン氏が主張していた不満はサンフランシスコ湾を一望できる視界に入る、北側に隣接する土地に樹木があったこと。

 だが、東隣の1910年代に建設されたアンティークな大邸宅を4000万ドルで購入した。この邸宅の北側には、樹木はなく、眺望は開けているのだという。

 エリソン氏は1988年に、390万ドルで購入した邸宅で、本来は湾内が一望できる眺望の良さが、2004年に隣家に引っ越してきた隣人の樹木によってそれが遮られたとして、1500万ドルでの買い取りを求めるなどの訴えを起こしていた。


中央がラリー・エリソン氏の邸宅。その北側(画面上部) の隣家に大きな樹木が茂っている(Googleより)

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