福島第一原発の事故「レベル8」格上げのデマ

 東京電力の福島第一原子力発電所の事故の国際的な事故評価尺度(INES)は最高レベルの「7」と設定されているが、「8」に引き上げるというデマ情報がツイッターで拡散されている。もちろん、レベルは7が最高で、8はない。

 元記事は、ある原発関連の技術者の主張で「Nuclear engineers urging IAEA to create “Level 8″ on INES scale for Fukushima」というものだ。

 レベル8がない以上、7どまりなので、この主張自体は、願望にすぎない。ただし、レベル8に格上げなどというデマ情報としてツイッターで拡がってしまった。

 3月11日の東日本大震災では、ツイッターはソーシャルメディアの中でも拡散のスピードが速かったために、有用な使われ方をした一方で、こうしたデマの拡散にも一役買ってしまう。

 やはり、現状では、受け手が分別を持つ以外に方法はないのだろうか。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる