みずほFGが「システム障害に万全を期せ」の株主提案に反対

 大規模なシステム障害を引き起こした、みずほフィナンシャルグループ(FG)が、システムダウンしないよう万全を期するとの定款変更の要求を株主から受け、取締役会が反対する意向であることがわかった。

 定時株主総会の招集通知によると、ATMなどシステムダウンしないように万全を期するとの定款変更を株主が提案したことについて、取締役会は「徹底した原因究明に基づいた再発防止に取り組むとともに、グループ役職員が一体となって、お客様からの信頼回復に全力で取り組んでおります。したがって、定款にこのような規定をあらためて設けることは、不要と考えます」と反対した。

 3月15日に発生したシステム障害は、100万件以上の振り込み未処理が生じた。また、2002年にもシステムがダウンしている。

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