今年の新入社員の志向は「終身雇用」「管理職」

 産業能率大学がまとめた「2011年度新入社員の会社生活調査」によると、今年の新入社員はたいへんだった就職活動のせいか、終身雇用の希望が過去最高で、また管理職になりたいという出世欲も高いことがわかった。

 この調査は、産能マネジメントスクールの「新入社員研修セミナー」の新入社員のうち129社440人を対象に実施。415人(男307人、女108人)から有効回答を得た。

 まずは、就職活動の感想を「かなり大変だった」「大変だった」「思ったより楽だった」「楽だった」の四択で聞いたところ、「かなり大変だった」が35.4%で過去最高だった。厳しい就職環境だったことをあらわしていると考えられる結果。

 終身雇用を望む割合はこの10年間、ほぼ上昇する推移を辿り、今年の新入社員は過去最高の74.5%に達した。

 将来の進路として、昨年度に初めて“管理職志向”が“専門職志向”を上回った。今年度は“管理職志向”がさらに強まり48.1%と、管理職を望むことがわかった。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる