九州電力「やらせメール」が実は事前にダダ漏れ

 玄海原発(佐賀県)の再稼働に際して、九州電力が子会社に賛成の「やらせメール」を依頼していた問題で、実は依頼されたという事実がインターネット上にダダ漏れとなっていた。

 7月に入り「しんぶん赤旗」の特ダネとして報じられたが、すでに6月26日の説明会以前に情報が漏れていたのだ。

 この説明会は、国が主催して佐賀県民に玄海原発の説明を行うというものだが、マスコミの取材は禁止しており非公開だったという。

 インターネット上の情報をまとめると次のようになる。

 出席者の県民は広告代理店に一任されており、また、グループ会社の社員は自宅から説明会のライブ配信にアクセスするように依頼されていた。さらに、佐賀県民の共感を得ることができるような内容のメールを送信するように依頼されていたそうだ。

 おおむねこうしたものだが、実際には業務命令で、佐賀県民を対象としたものにも関わらず、子会社は福岡県の会社が入っていた。さらには、メールの例文まであるのだから、たちが悪い。

 九州電力は完全に信用を失ってしまった。

 ちなみに、業務指示の内容全文は、日経、読売など各紙で掲載されている。

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