「福島の星」たちが株式市場で気を吐いている。幸楽苑、ハニーズ、ゼビオなどが、3・11以降株価をジワジワと上げてきている。
全国的な知名度の高い幸楽苑で見ると、3月のマイナスは甚大で全388店舗中144店舗で休業。月次売上は前年同期比84.9%、客数同78.9%となった。
その後を見てみると、売上高は4月93.2%、5月91.6%、6月97.4%と回復基調に。客数も5月の90.1%から96.4%と急回復している。
ちなみに、同社は290円ラーメンで有名だが、「幸楽苑」とインターネットで検索すると「幸楽苑 まずい」とツールバーに表示されるほど評判が悪い。創業者の新井田傳会長が、社長として現場に復帰した際には「こんなにまずかったとは…」と東洋経済のインタビューにこたえたほどで、現在は改善を行っていると聞く。
風評被害は様々なところまで拡がっているとも言われている。しかし、福島企業にも意地があるのだ。