ジョブズ氏の穴は影響なく、2年間は影響はないし、これが競合他社が付け入る隙にはならない。
これは、米調査会社ガートナーが発表した、米アップルからCEOのスティーブ・ジョブズ氏が抜けた際の影響を予測したレポートの結論だ。
レポートによると、「アップル=ジョブズ」という図式が成り立っているが、引退はいつかは避けられないイベントだとしている。ただし、後任のティム・クック氏が完璧なオペレーションをこなしたことで会社は成長したことを評価している。
ただし、優れた先見性を持つジョブズ氏の役割を担う人物がいるかどうか。直近で困ることは皆無だろうが、中長期的に見た場合に影響が出てくる可能性もある、としている。
時価総額で世界一となったアップル。今や潤沢なフリーキャッシュもあり、まだまだそれは積み上がっていく。経営の自由度は高く、どう新たな市場価値を生み出していくのか、ライバルたちの動向と合わせて注目される。
スティーブ・ジョブズ氏