9日のニューヨーク株式市場は大幅続落し、ダウ工業株30種平均は前日比303.68ドル安の1万0992.13ドルで取引を終えた。
ギリシャなど欧州の財政破たん懸念が再び市場に暗い影を落として、この日のダウは一時は360ドルを超える下げに見舞われた。また、ナスダック総合指数は同61.15ポイント安の2467.99だった。
こうした状況で、金、債券の市場が活発になっている。NY商品取引所の金先物市場は、12月限月物が前日比2.0ドル高の1トロイオンス=1859.5ドルと買われた。
また、米国債も買われ、10年物米国債の利回りも1.9%を一時割り込む場面があった。