福島の子ども1万2000人が県外に転校

 文部科学省は14日、3月の東日本大震災の後に、被災県である岩手、宮城、福島3県から県外の学校に転校した子どもは、約1万4000人に上ると発表した。そのうち約85%、1万2000人は福島県の子どもだった。(数字は9月1日現在)

 文科省の調査によると、全国で県外の学校などに転校した子どもは1万5564人。そのうち1万3933人が、岩手、宮城、福島の子どもだった。

 そのうち、福島は1万1918人で、前回5月に行った調査よりも約2000人増加している。幼稚園児17%、小学生55%、中学生16%、高校生10%となっている。

 また、転校する先としては、山形県が1362人、東京都1295人、埼玉県1278人だった。それ以外に、県内の別の地域に転校するケースもある。

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