読売新聞が「暴言飛んだ小沢会見」を検証報道

 自由報道協会主催の小沢一郎・元民主党代表の記者会見で、読売新聞記者がルール違反を
犯したとして主催者側が抗議などをした件で、読売新聞は「小沢一郎氏記者会見後、別室で暴言飛び交う」との見出しで、その検証報道を行っている。

 まず簡単に振り返っておくと、読売T記者が小沢氏に政治資金終始報告書の記載について質問したが、小沢氏から有効な答えがなかったために、何度か質問を続けたが、「一人一問」という協会ルールに違反。会見終了後に協会U氏、I氏が、T記者に詰め寄って、汚い言葉を浴びせた。この模様は、ニコニコ動画、Uストリームなどによって中継され、大きな反響を呼んだ。

 読売新聞の検証報道によると、読売新聞読者センターに、電話とメールによる意見が141件(26日現在)寄せられたという。記者に対する批判も多かったといい、「紳士的で冷静」「あれくらい聞くのが当然。大変だろうが、頑張ってほしい」と応援する意見も寄せられたという。

 自由報道協会は、読売新聞のT記者に対して抗議を行い、協会の暫定代表は「暴言を吐いたなどとして」辞任届を提出している。

 この検証記事は、会見に出席したT記者ではなく、感情論を排するという意味なのか、別の記者が執筆している。T記者の談話が掲載されているので、ここで掲載しておく。

 「会見者が質問をはぐらかした場合に、そのことを指摘できなければ、追及にならない。司会の指示を振り切らなければならないことはある。ルール違反と過剰に騒ぐことは、会見者を追及から守ることにしかならない。ジャーナリストがなぜ、そのようなことをするのか理解に苦しむ」

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