2014年にウオッカ価格が2倍に(露)

 ロシアでウォッカが2014年に、98ルーブル(最も安いもの)から180ルーブルに値上げされる見通しとなった。ロシアの財務副大臣セフゲイ・シャトロフ氏が発表した。

 ロシアメディアによると、これは財政赤字を削減するための政策の一つではあるが、たとえ物品税を多く課しても消費は減らないということを確認したようだ。

 ウォッカは様々な社会問題をもたらしており、1985年のゴルバチョフ政権時には、飲酒が原因による死亡が増加したこともあり、3年間で酒造会社の製造、ショップでの販売を規制してアルコールが原因とされる死が12%減少したと言われている。

 また、酒への物品税の増税によって、ベラルーシ、カザフスタンなどは密造が増加。また、ロシアへの多く流入しているのだという。こうした問題も出てくることが予想され、対策を講じることが必要となる。

 2012年のウォッカによる税収は1350億ルーブル(約3440億円)見込み。それが14年には、約2倍の2500億ルーブル(約6371億円)になる見通しを立てている。もちろん、それは諸問題を解決しなければ、実現は難しいだろう。

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