深まる秋を楽しみに、八ヶ岳に抱かれた星野リゾート リゾナーレを訪れました。新宿から特急あずさで2時間、JR小淵沢駅から送迎バスで5分ほどです。
リゾナーレ
緑豊かな自然の中にあるリゾートは、イタリアの建築家マリオ・ベリーニの手によって、まるでイタリアの山岳の町が出現したかのよう。そして、波の出来るプールや露天風呂、高原の新鮮な食材を使ったイタリアン・レストランなど施設も充実しています。なかでも今回楽しみにしていたのが、日本初のワイン醸造用葡萄をふんだんに使ったトリートメント「VINO SPA」です。
このスパ・トリートメントに使われるのは、ただの葡萄ではありません。“Farm to SPA(農場からスパへ)”ということで、ワイン用に減農薬や有機農法で栽培された葡萄。提携の「ドメーヌ ミエ・イケノ」と「金井醸造場」で、ワインの製造過程ででる皮や種、澱などを譲り受け、特殊技法で酵母が生きたままパウダー状にしたものを使います。ワインの醸造で無駄を出さないエコ技術でもあるのです。
さて、トリートメントの始まり、フットバスも赤ワイン。続いてフェイシャルに葡萄パウダーなどをブレンドした優しいマスクを。ワインの香りが立ちのぼり、うとうとしてしまいます。その後、シャワーでいったん、マスクをきれいに洗い流して、グレープシードオイル(葡萄の種油)をベースにしたオリジナルオイルでお仕上げ。
ポリフェノールがたっぷり含まれたパウダーで、お肌は柔らかくなったよう。ビタミンEがお肌に閉じ込められるそうです。VINO SPAは、ボディを中心にしたトリートメントVino purificando(葡萄の輝き)80分/2万1000円やフェイシャルなど3種類のメニューがあります。 優雅なリゾートでの、極上でエコロジカルな、ワインのトリートメントでした。
星野リゾートRISONARE http://www.risonare.com/