弁護士間でよく旧司法試験で合格したベテラン弁護士が、新司法試験組を上から目線で見るということは、新司法試験組から時々聞く話ではある。
新試験とは、法科大学院修了者を対象にした試験で合格者を増やすための国の政策の一貫でもある。新試験の合格率は今年23.5%、旧試験組の方がもっと合格率は低かったためか「変なプライドを持っている」(20代男性、新試験合格組)ともいう。
前フリが長くなってしまったが、ここで弁理士で弁護士でもある@kamatatylawさんに次のようなツイートがある。
「裁判官も含めて旧司法試験組のごく一部の人たちが、レアな事例をとりあげで新司法試験組は能力が低いとかいうけど、新旧そんなにかわらないだろうに」
続けて、次のようなツイートがある。
「考えてみたら,旧司法試験に比べると、新司法試験って勉強すべき内容がずいぶんと増えている。法科大学院でもみっちり2~3年勉強する。これまで自分が採用したロー卒弁護士で能力不足や知識不足を感じたことって一回もないよ」
知識や実務なども大事なのだが、今や「弁護士で大事なのは営業」(前出の新試験合格組)だという。仕事の奪い合いに勝てるかどうか。弁護士業界もサバイバルなのだ。