世界的な内視鏡メーカーであるオリンパス。損失の先送りのために買収スキームを使っていたことを発表したが、菊川剛前会長ら3人が行っていたとしたが、外国人社長が入ってきたら、一発で見抜かれてしまった。知っていたが隠していたのか、本当に知らなかったのかはともかく、秀逸なツイートがあった。
@igiさんのつぶやきだ。
「オリンパスの件で、外国人を経営層に入れると経営透明度をあげるような空気の読めない真似をしてくるので、外国人は役員にさせないといったコンサバな人事が日本経済で心底普及するだろうな。めでたいこって」
菊川剛前会長、森久志副社長、山田秀雄常勤監査役の3人だけですべて行っていたそうだ。さらに、それはその前から受け継がれてきたものだそうで、90年代から行われていた。それを明らかにしたのがマイケル・ウッドフォード前社長だった。
仮に「何かおかしい」と他の取締役が感じたところで、それは難しいのだろう。
しかし、これで次のようなことも証明したのではないだろうか。「日本人は空気を読む天才」。高山修一社長は、見るからにまさにそのタイプか。とにかく、外国人は空気をぶち破るのだ。
菊川前会長も、人選を完全に間違えた? いやいや、いずれにせよ、悪いことはいつまでもできないようだ。
オリンパス高山修一社長