ホリエモンがオリンパス粉飾を「不公平」とつぶやく

 元ライブドアのCEO・堀江貴文氏が30日、損失隠しを行った精密機器メーカーのオリンパスについて、「有報虚偽記載部分はSESC方針だと行政処分で済ますだって? ウソだろ? 不公平すぎでは?」などとツイッター上で言及した。

 堀江氏は現在、長野の刑務所で服役中で、スタッフの代筆でツイート。「オリンパス、新聞報道では有報虚偽記載部分はSESC方針だと行政処分で済ますだって? ウソだろ? LD事件は一期のみの粉飾容疑で、その額もオリンパスの10分の1以下。ライブドアみたいな新参者は刑事処分で歴史ある企業は行政処分とか不公平すぎでは?」と考えを示した。

 ライブドアは有価証券報告書の虚偽があったとして、代表者の堀江氏は証券取引法違反の罪で有罪判決を受けた。

 ただ、課徴金制度が導入されたことで、刑事事件化することなく、行政処分として処理されるようになっていった。

 そうした中で、オリンパスは20年以上に渡って、金額にして1000億円以上の損失を隠し続けてきた。そのオリンパスに対して、刑事事件ではなく行政処分で終わるという新聞報道が出た。

 もちろん、どちらも法律違反には違いないものの、その扱いが不公平だという不満を募らせた形だ。

 ただし、東京地検特捜部は、マイケル・ウッドフォード元社長に任意で事情を聴くなど関心を持っていると見られ、今後は刑事事件化する可能性も十分ありえる。


堀江貴文氏のツイッターより

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