DeNAがグリーに反論、訴訟合戦に発展も

 ソーシャルゲーム大手DeNAは、競合のグリーが独占禁止法違反だとして損害賠償請求を起こした件について、裁判所から訴状を受け、さらに、グリー社長の田中良和氏への法的措置も検討していることを発表した。ソーシャルゲーム界の2大勢力による訴訟合戦に発展しそうだ。

 まず、今年6月に、DeNAがゲーム制作会社に対して圧力をかけたとして公正取引委員会から排除措置命令が下った。グリーの主張では、その後もDeNAが同様のことを続けている、と田中氏は各所で主張してきた。

 そして、11月に、グリーはKDDIとともに10億円の損害賠償を求めて東京地裁に訴えを起こした。

 DeNA側は、その間にトップ交代、球界参入などあわただしいこともあってか、反撃をしてこなかった。しかし、そうした身辺の出来事がひと段落し、田中氏の発言のような事実はない、と正式に反論文を公式サイト上に掲載。名誉棄損などで訴えることも十分に考えられる。

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