英エリザベス女王の給与2015年まで凍結か

 英国議会で通過した法案によって、英エリザベス女王の報酬が2015年まで凍結することになりそうだ、と米ABCテレビが9日伝えている。

 英国財布が行う緊縮財政は聖域を設けずに王室にまでも及ぶようだ。というのも、英王室には国民の税金も使われていることから、見直しの対象となった。ロイヤル・マガジンズのイングリッド・スワード氏がABCに語った。

 ただでさえもエリザベス女王の給与は減りつつある。1990年代は1億2000万ドルだったそうだが、2007年の経済危機で大打撃を受けて、2010年は5000万ドル、11年の年収も5000万ドルとかつての半額未満となっている。

 米誌フォーブスの試算によると、エリザベス女王の推定資産は6億ドル。この中には収益不動産なども含まれるといい、そこからの収入もあるようだ。

 王室についても緊縮財政となるが、英議会は、王室が国にもたらす恩恵もあると多大なものがあるとの認識を示している。観光など様々な経済波及効果があり、それは年間で数億ドルにもなるとされる。

 また、ウィリアム王子とキャサリン王妃との挙式は全世界で注目を集め、英国のイメージを向上させるなど貢献も大きい。


エリザベス女王

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