日本の研究機関がシー・シェパードを提訴

 日本鯨類研究所は9日、米反捕鯨団体シー・シェパード(SS)を相手取って、妨害の差し止めなどを求める訴えを、米ワシントン州の連邦地裁に起こしたと発表した。

 同研究所によると、訴訟の目的は、南大洋での捕鯨調査を行う船舶や人員の安全や活動が、シーシェパードによって損なわれないように、その妨害差し止めを求めるものだという。

 訴訟では、シーシェパードの船が妨害を行わないこと、調査船の一定距離に近寄らないことを裁判所の仮処分で求めている。

 SSは1977年、環境保護団体グリーンピース出身のカナダ人、ポール・ワトソン氏が設立した。

 ポール・ワトソン氏は3月の東日本大震災で津波被害が起きたことに、神の怒りであると、日記にコメントしていた。しかし、SSメンバーが東北地方で調査していたところ被災し、地元の人に助けられたことには触れていない。

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