12日の東京株式市場の日経平均株価は前週末比116.52円高の8652.98円で寄り付いた。その後は伸びあぐねている。
前週末の欧米株高が好感された形でスタートしており、懸案事項である欧州の首脳会議で債務問題への解決に向けた取り組みに対して期待が出てきたことなど好感されているようだ。
個別では、先週末に今期の業績見通しを発表し、円高とタイの洪水の被害が想定以上に拡大して大幅減益が見込まれるトヨタ自動車は、同39円高の2675円で始まっている。
今週14日に決算の提出期限を迎えるオリンパスだが、経営陣が提出に自信を見せていることからも65円高の1271円まで買われるなど堅調。13日には元社長ウッドフォード氏の再来日が伝えられ、経営陣と会談の場を持つとされている。
