米大リーグ球団がダルビッシュ有投手に入札

 米大リーグ機構は15日、日本ハムのダルビッシュ有投手(25)に入札した球団があったと発表した。日ハムが4日以内に受諾の返答をすれば、ダル投手は入札球団との交渉に入る。落札額などは明らかにされていないが、松坂大輔投手の7000万ドル(約55億円)まで行かないのではないか、と米メディアでは報道されている。

 詳細は発表されていないものの、日ハムは受諾の方向だと見られる。しかし、障壁となるのはダル投手とメジャー球団との契約金だろう。

 07年に松坂投手がレッドソックスと6年5200万ドル(約60億円)という超大型契約を結んだ。しかし、当時は金融危機の前で住宅バブルの最終局面であった。今とでは景気状況はまったく異なる。また、その後は一部をのぞいて日本人選手全体の評価が下落していることも、不利な状況にはある。

 ダル投手は、代理人のアラン・テレム氏とともに、好条件を求めていくことになりそうだが、出来高分を多くするなどの歩み寄りが必要となるかもしれない。


ダルビッシュ有投手

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる