東電・清水前社長「社内入院」していた?

 東京電力の清水正孝・前社長が、福島第一原発の事故直後に入院したとされる件で、東京・千代田区の本店2階の医務室で「社内入院」していた、と週刊文春2012年1月5・12日号が伝えた。

 事故後の3月13日に記者会見を行い、その後は姿を見せなくなっていた。4月11日の会見には出席し、原因を「めまい」「高血圧」などと本人は説明していた。

 2階には、統合本部が設置され、東電幹部と政府関係者以外は立ち入り禁止となっていた。その一角で清水氏はいたことになり、実質的に入院と呼べるかどうか。

 また、地震発生当日の3月11日には、妻とともに奈良観光をプライベートで行っていたと、報道されている。関西財界関係者との会合と説明していたが、関西の財界関係者で見かけたという証言はいまだにない。

 清水氏は6月に社長を引責辞任し、すぐに顧問に就任している。関係者によると、清水氏は現在でも毎日のように出社しているのだという。無報酬だというが、職務内容などくわしいことはわからない。


清水正孝前社長

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