柏の放射性セシウム、福島第一原発事故が原因

 千葉県柏市の空き地で、高濃度の放射性セシウムが計測されていた件で、環境省は28日、東京電力福島第一原発から飛来した可能性が高いとの最終報告を発表した。

 環境省の調査によると、10月21日に柏市の空き地で発見された、該当する土は周辺と同じ土質のために、「他の地域から持ち込まれたものではない」と判断。その上で、放射性セシウム134、137のそれぞれの割合が、東電福島第一原発事故周辺の土壌と同じ量比率だったことから、事故との関連性が高いという結論とした。

 屋根などにたまっていたものが雨どいなどを伝って流れ出して集積したのではないか、と見ている。1キログラム当たり約65万ベクレルという高濃度の放射性物質が検出されていた。

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