30日の東京株式市場の日経平均株価は前日比56.46円高の8455.35円で取引を終え、今年の取引を終了した。年初の1万228.92円からは、約17%の下落となった。
その中で、最も下落したのは下落率90.8%の東京電力。同1円高の183円で今年の取引を終えている。時価総額は2940億円になった。これは北陸電力の約3000億円よりも低くなっている。
また、経営陣による株式公開買い付けMBOを21社が発表。上場維持化のメリットがない企業が、株価低迷という好機を見計らったという年でもあった。企業もそうした姿勢ならば、
投資家も盛り上がるべくもなく低迷した。
来年は、財政危機による懸念がギリシャからイタリアに飛び火しており、まだまだ火種を抱えているために、反発となるかどうか。