オリンパスが経営陣19人に36億円を請求

 オリンパスは10日、損失隠し問題に関わっていた経営陣19人を相手取って、合計36億1000万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴したと発表した。また、高山修一社長をはじめ現経営陣6人が臨時株主総会で全員退任する。

 提訴は1月8日付。損害額は総額で859億円としたが、実質的に支払いが可能な金額として36億円とした。

 最も責任が重いとされる菊川剛前会長兼社長は、金額も最大で36億1000万円。また、現社長の高山修一氏も5億円を請求されている。

 また、不正を主導した菊川、山田、森、中塚の4氏は、金融商品取引法に違反する疑いがあるとして刑事処分の可能性もあるとしている。

◆損失隠しに関係した人物への請求額
下山敏郎 10億円
岸本正壽 10億円
菊川剛  36億1000万円
山田秀雄 30億1000万円
森久志  28億1000万円
中塚誠  1億1000万円
遊佐厚  2億5000万円
降簱廣行 2億5000万円
寺田昌章 5億円
大久保雅治5億円
柳澤一向 5億円
森蔦治人 5億円
高山修一 5億円
藤田力也 2億5000万円
千葉昌信 2億5000万円
林純一  2億5000万円
川又洋伸 2億5000万円

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