共産党機関紙「人民日報」がIPOへ、64億円調達

 中国で最も影響力のあるメディア「人民日報」を運営する人民網が、上海証券取引所に新規株式公開(IPO)の計画を勧めていることが11日わかった。

 英フィナンシャル・タイムズによると、中国の証券当局に提出した書類には、同社はIPOで6900万株を売り出し、8350万ドル(約64億円)の調達を目指す旨が記されているという。今後は当局の承認を待つ。

 テンセントQQ、シナグループなどの民間の競合他社よりも、ユニークユーザー数や収益面でも劣っており、新規に資金調達を行い、内容の充実やサービスの拡充を図っていこうというものだ。

 人民網は中国共産党の機関紙でもあり、資本はもとより、収益面は政府や党に偏っている面もあり、民間資本の受け入れという点で大きな注目を集めることになるだろう。


人民網

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