日銀の白川総裁「先進国の景気低迷は長期化」

 日銀の白川方明総裁は11日、英国のロンドン・スクール・オブ・ビジネスで講演し、従来の金融政策だけでは限界があり、先進国の景気低迷は長期化する可能性について示唆した。

 講演タイトルは「デレバレッジと経済成長-先進国は日本が過去に歩んだ『長く曲がりくねった道』を辿っていくのか?-」というもの。

 白川総裁は現状を、デレバレッジの過程にある経済だと指摘した上で、「バランスシート問題を抱えた経済では、金融政策の有効性が低下する」とした。

 その要因としては「危機前に積み上がった過剰債務の大きさ」を挙げており、今後の経済成長の負荷となっているという。

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