NYフィルで着信音が3分で演奏ストップ

 米オーケストラ、ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団のコンサート中に観客の携帯電話の着信音がしたために、指揮者が演奏をストップするという出来事が起きていたことが13日わかった。

 米ABCニュースによると、同オーケストラは10日(現地時間)にNYリンカーンセンターで講演中、最前列に座っていた男性の携帯電話が3分以上も着信音が鳴り響いたという。マリンバの音だったという。

 しかもそれが、マーラーの第9交響曲のクライマックスの場面だったそうだ。タイミングも最悪な上に、しかも止まる気配がなかったことで、指揮者がいったん演奏を制止した。

 事がなかったため「結構です、待ちましょう」と言い、指揮棒を譜面台の上に置いた。着信音はさらに何度か続いた後、ようやく鳴りやんだという。

 問題の観客は同オケの常連だとされており、指揮者がステージ上から「オフになりましたか?」「いいですね?」と語りかけて、うなずきを得たために再開したという。

 観客からは、指揮者に対して大きな拍手が沸き起こったそうだ。観客にはブーイングが浴びせられたことは言うまでもない。
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