Wシリーズ2度の名捕手が仲裁でも1億円勝ち取る

 米大リーグのボストン・レッドソックス元捕手で、2度のワールドシリーズ制覇を経験したダグ・ミラベリさん(41)が、自身の資産運用アドバイザーを相手に仲裁機関に仲裁を求めていた件で、仲裁機関はアドバイザーに訴え以上の金額である120万ドルの支払いを言い渡した。ミラベリさんの代理人がボストンヘラルド紙に語った。


ダグ・ミラベリさん
 ミラベリさんは、レッドソックスに移籍してから名ナックルボーラーのティム・ウェイクフィールド投手との名コンビで知られ、2度のWシリーズ制覇を果たしている。

 一方、バンカメ・メリルリンチのアドバイザーは27年のキャリアを持ち、過去に米国で最も権威ある投資専門紙バロンズからトップブローカーに選出されたこともある。

 ミラベリ家の代理人バリー・ラックス氏が語ったところによると、その2人の間で何が起きたかと言えば、2008年5月の契約に遡る。アドバイザーの指示で、株式33銘柄を合計して88万ドル分購入し、180万ドルのローンを借りた。しかし、数か月でローンの価値が100万ドルを切ってしまったという。

 アドバイザーはローンをカバーするために、株式を売却させたのだという。実はこのアドバイザーは、別の人に勧めた同様のケースについても、顧客に有利な条件で仲裁されている。

 現在は不動産ブローカーを営んでいるというミラベリさん。2度Wシリーズ優勝を果たしたように、グラウンド外でも勝利の女神がついているかのようだ。

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