中国版「紅白歌合戦」でバフェット氏歌を披露

 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が中国版「紅白歌合戦」とも言える番組「春節聯歓晩会」のネット配信版「網絡春晩」で歌を披露し話題になっている。

 バフェット氏は、米ネブラスカ州オマハが故郷だと自己紹介。さらに、古くから交通の要所だったと話すと、ウクレレを弾きながら「I have been Working on the Railroad(線路は続くよ どこまでも)」を英語で熱唱した。

 紺のスウェット姿で椅子に腰掛けてリラックス。うしろには大きな電車の模型が置かれていた。歌い終わり笑顔を見せた82歳の大富豪は大声で「謝謝!」と中国語で挨拶をする事も忘れなかった。

 バフェット氏は、大手自動車・バッテリーメーカーの比亜迪(BYD)の株式を10%保有しているなど、中国人にとってなじみがない訳ではない。また、2010年9月にはビル・ゲーツ氏とともに北京を訪れ、中国富豪たちに慈善献金を呼びかけ話題となった。

 中国の国民的番組にバフェット氏が呼ばれた理由について、番組プロデューサーの王平久(おう へいきゅう)氏は「網絡春晩は開かれた番組で、音楽が好きならば誰でも出演できる。バフェット氏も音楽愛好家の一人です」と話している。バフェット氏の弾き語りは、約8億人が視聴したと見られていて、これにより、知名度がさらに高まったかもしれない。

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