米ヤフー2000人の人員削減、全従業員の14%

 米インターネット検索大手のヤフーが4日、全従業員の約14%にあたる2000人の人員削減策を行うと発表した。同社では過去最大規模のリストラであり、3億7500万ドル(約300億円)のコスト削減効果を見込んでいる。

 同社は現在、5%&以上の株を保有するアクティビストとして知られる、ヘッジファンド運営会社サード・ポイントから、役員選任を求められるなど、厳しい立場に置かれている。委任状争奪戦を仕掛けられる見通しのために、先に動いた格好だ。

 ただし、この日のヤフー株は下落しており、事業改善への期待を反映していないことがわかる。今年スコット・トンプソン氏が新CEOに就任してから、身売りの可能性は後退しているが、市場からの評価はまだまだ。

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