福島第一を報道陣に公開、鳴りっ放しのガイガーカウンター

 東京電力は20日、福島第一原発を報道陣に公開した。昨年3月の事故以降では、同10月に続き2回目となる。今回は敷地内で一部分において、バスから降りることができた。

 今回は全国紙、キー局、地元メディアの他にも、外国メディア、インターネットメディアも若干数参加許可が出るなど、報道陣は39人が入った。同所では1日あたり約3000人が働いているという。

 ニコニコ動画で公開された映像によると、広野町のJヴィレッジからバスに乗って、大熊町の原発まで出かけ、約1時間ほどかけて、東電社員が帯同して見て回った。また、セキュリティの関係上、所々で撮影制限が設けられるという条件も付いた。

 また、今回は免震塔以外にも、4号機の周辺の高台でバスから降りるなどが許された。中には3号機の近くで1時間あたりの線量が200マイクロシーベルトを越える、高線量の場所もあった。当然のように、各記者が持参したガイガーカウンターは鳴り続けていた。

 映像から確認できる限りでは、3、4号機の建屋はガレキの処理はまだ終わっておらず、作業中の作業員の姿が見られた。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる