【きょうの名言】経団連でお金集めて出資して

 枝野幸男経済産業相と、経団連の米倉弘昌会長とのバトルは、プロレスか真剣勝負かはともかく、考え方は正反対に位置するだけに、それぞれの言葉を拾っていくとおもしろい。

 国有化か、民間企業の体を維持か。3月にも一つの方向性が示されるが、その点を巡って、枝野経産相は「経団連で金を集めて、民間で出資してもらえば、こんなにありがたい話はない」と、閣議後の記者会見で皮肉を放っている。

 米倉氏の国有化してまともな経営になった企業は見たことがない、との持論に対しての反論だ。

 そうこうしているうちに、政府・原子力損害賠償支援機構と東京電力が、3月に策定する総合特別事業計画に、部門ごとに分社化する「カンパニー制」の案を盛り込むことで調整に入っていると伝わった。

 3月に向け、政府と東電との間でギリギリの折衝が続けられているが、決着はもうすぐだ。

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