アップル株主総会、8兆円資金はまだ眠ったまま

 米アップルは23日、カリフォルニア州の本社で定時株主総会を行い、約8兆円のフリーキャッシュの使い道について、ティム・クックCEOは「慎重に考えている」と述べるにとどまった。

 米CNBCによると、クック氏は手元資金については検討中であることを明かし、また、翌年からの株主総会から、取締役選任のために過半数の賛成が必要とするようにルール変更を行うことも決めた。

 この日の同社の株価は1株516.39ドルとなり、約4500億ドル(約36兆円)。自由になる手元資金の額が会社規模に比べ、あまりにも大きくなりすぎており、株主からは2%程度の利回りの配当金が出せるのではないか、との声も多く出ていた。


ティム・クック氏

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