埼玉県所沢市で、米軍所沢通信基地の東西を結ぶ道路用地の返還が2月に実現した件について、5日の衆院予算委員会で、田中直紀防衛相は「（残りの用地についても）実現するよう鋭意、努力していきたい」と述べた。小野塚勝敏委員（民主）の質問に答えた。
同基地は、今も97万平方メートルの敷地が市中心部に南北に広く残っているため、移動が困難だった。そのため、基地の東西を結ぶ道路の建設用地返還について、昭和51年から国へ要望し、今年2月23日に日米で返還合意がなされている。
米軍基地の敷地は南北に分断されることになるが、主要設備を南側から北側に移すことになるのだという。
所沢市ＨＰより（赤字内部が基地の敷地、
青字が道路予定）
