日弁連会長選がまた決着つかず

 日本弁護士会の会長選挙の再投票が14日行われ、決着がつかずに史上初の再々投票に持ちこされることになった。次回の投票は4月27日。

 再投票は山岸憲司氏(64)と、現会長で再選を目指す宇都宮健児氏(65)の争い。山岸氏8558票、宇都宮氏7486票で、東京の3弁護士会と大阪などの都市部を抑えた山岸氏が票数ではリードしたが、全国52の弁護士会のうちの3分の1以上獲得という条件を満たすことができずに、結果は再々投票に持ち越しとなった。

 両者ともに、法曹人口についての司法試験合格者数の削減を掲げるなど同じ政策を訴えており差異が見えにくいことも、選挙をわかりにくくしている。

 また、一部には、史上初の再選を目指す宇都宮氏への批判もあり、すんなりとは決まりそうにない。


日弁連が入る弁護士会館ビル

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