GS元社員の批判投稿にCEOが反論

 米証券大手ゴールドマン・サックスは14日、退社した社員が同社の社風が変わり果て失望した、とする批判を投稿したが、同社が即座に反論を発表した。

 投稿主はロンドンオフィスのエグゼクティブディレクターのグレッグ・スミス氏で、退社日の14日にNYタイムズ紙に、金儲け主義に変わり果てた、という旨の意見を投稿している。

 一方、ゴールドマンは、ロイド・ブランクファインCEOと、ゲイリー・コーンCOOの連名で反論文を出した。

 「元従業員による、NYタイムズ紙の投稿を読みました。言うまでもなく、我々の価値観や文化を反映していないため、失望しています。一人の不満が3万人以上の我々社員の声を代表しているわけではありません。個人は意見を言う権利はありますが、新聞によってそれが増幅されているのは残念なことです」と、投稿内容を残念がった。

 その上で「われわれは完璧にはほど遠いですが、問題を見渡してみたところ、真剣にそれ(顧客利益)に応えてきましたし、長期的な利益追求というコミットメントを通じてクライアントのために働いてきました。金融危機の後も数年を懸命に働いてきたあなたに反論をしなければならないのは、不幸なことです」と社風が変わっていないことを強調した。


ロイド・ブランクファインCEO

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