関電八木社長「福島のような津波が来ても対策はできている」

 関西電力の八木誠社長は9日、枝野経産相に大飯原発3、4号機再稼働のための工程表を提出した後に会見し、安全対策について「福島のような津波が来ても対策はできている」と語った。

 八木社長は「原発の安全性の向上を経営の最重要課題と位置付けて、わたしが先頭に立って世界最高水準の安全性を求めていく。引き続き対策を進めてまいりたい」とした。

 また、2015年度までの完成を目指す非常用対策については、東電福島第一原発のような津波による全電源喪失にいたった場合でも、「(ベントフィルターなどは)年のために設置するという意味。冷却機能と電源機能が失われた場合でも色々な対策をしていますし、放射性物質が高くならない対策が打てている」と答えた。

 もしも、再稼働が許可されなかった場合には、今年の夏は原発なしで乗り切ることになる。その点は「再稼働がなければ相当厳しいと思っています」と語った。他の発電所も含めての安全対策費は2000億円以上になるという。

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