昨年最も優秀な成績を収めた、米大手ヘッジファンド運用会社タイガー・グローバルが、ナイジェリアの映画配給会社に、800万ドル（約6億5000万円）を出資することが12日わかった。
英テレグラフによると、タイガー・グローバルが投資するのは、ナイジェリアの大手インターネット配信会社「ｉＲＯＫＯＴＶ」で、毎年2ケタ成長を記録する「ノリウッド」と呼ばれるナイジェリア映画界に投資妙味を見出したようだ。
マッキンゼー＆カンパニーによると、同国の映画産業は2010年には、2000本が製作され、3億ドル規模になった。そして、毎年ほぼ15％の対前年比成長を遂げているという。新興国の映画市場では、知る人ぞ知る存在となっている。
2011年の年間ＰＶは約1億5000万。アフリカよりも、地域外からの閲覧の方が上回っているのだという。
タイガーは昨年の年利45.0％で世界一。運用資産は約60億ドルで、アップル株を大量保有しているほか、5月に新規上場予定のフェースブック株も発行済み株式の1％以上を保有しているとされている。コールマン氏はタイガーマネジメント出身でもある。
