高待遇すぎる「単身赴任貴族」in日本

 景気の良さを実感する機会は少ないだろうが、「エグゼクティブ・パッケージ」なる条件で暮らしている海外企業のエグゼクティブたちがいる。暮らしぶりは、質素な日本人富裕層と比べても全然違う。昨年3月の東日本大震災以降でも、とにかく、日本には素晴らしい生活が待っているようだ。

300平方メートル以上のマンションに単身赴任


写真はイメージ
 ここで紹介するA氏は、大手保険会社のアジア地区COOで、昨年3月の東日本大震災後に日本に赴任してきた「単身赴任貴族」の一人だ。

 インド系アメリカ人で年齢は40台の半ば。頭の切れそうな顔立ちで清潔感のある印象を受ける。東京の前はニューヨークのオフィスにいた。自宅はニュージャージ州の住宅地でベッドルーム6室、7つのトイレがあり、日本ではあり得ない広さだ。

 アジア統括の立場からシンガポールか中国などを住居・拠点とすることも考えられるが、昨年3月の東日本大震災の後、日本での事業が多忙となり東京に居を構えることになった。港区の300平方メートル以上の高層マンションに単身赴任。毎週末、会員制ゴルフクラブで楽しむが、その送り迎えも会社が運転手付き車を出す。

 単身赴任だが食生活も何ら心配ない。日本食が大好きだというが、行くのは高級すし店(すきやばし次郎など)や、有名シェフのレストラン(NOBUなど)で、基本的には高級店での食事ばかりで、それを「日本食」と呼んでいるのだ。

 もう一人ここで紹介するが、同じような生活スタイルだ。

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