AIJ浅川社長「水増し」認める

 「AIJ投資顧問」の浅川和彦社長(59)が13日の衆院財務金融委員会に証人喚問され、顧客への報告書などで伝えた、パフォーマンスなどの数字について「水増ししていたと思う」と証言した。

 AIJ投資顧問は、合計14本のファンドを組成し運用。マイナスのリターンになっているものも多い。これは自転車操業で集めているのかどうかとの疑いについては「(資産が)減ったから作ったわけではない。14本はテーラーメイドで作ったアンブレラファンド」とした。

 また、虚偽の数字かどうかについては「全部合っているかどうかは確かめられない。全部、虚偽、水増しという認識はない」とも述べた。さらに、ファンド間の資産の移し替えについては「ファンド間の資産のやりとりはできない仕組みになっている」と説明した。

 目標利回りについては「10%を目標としていた」とし、運用については「基本的には運用チーム6人いて、色々なポジションを研究していた」とも証言した。


AIJ浅川和彦社長(衆院財務金融委員会より)

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