仏ダノンがヤクルトの株式保有比率を高めたいとの意向を固め交渉を開始した、と21日に一部メディアで報道されたことについて、ヤクルト本社は「当社の発表によるものではありません。現在当社はダノンとの友好的な関係を維持するべく協議をしています」とコメントした。
ダノンは現在20％を保有する筆頭株主であり、報道では、重要案件について否決できる3分の1以上の保有を求めているのだという。ただ、交渉が決裂したため、少しの買い増しと、常勤役員の派遣など条件を変えて要望しているという。
ヤクルトはすでに新興国市場をはじめとして海外事業展開はうまくいっており、経営の自由度を保ちたいことから、受け入れることはないと見られる。
