「放射線遮蔽シート」をレンゴーが開発

 段ボール大手レンゴーは2日、放射線を遮断し線量を軽減する「放射線遮蔽シート」を開発したと発表した。日本マタイとの共同開発。

 放射線の遮蔽には、これまでは固く重い金属板が使用されてきたが、「放射線遮蔽シート」は柔軟性に富んだフレキシブルな遮蔽材のため、外部からの放射線を低減したい部屋用の遮蔽材や、除染時に発生する汚染廃棄物の仮置場での保管用カバーシートなど、幅広い用途での使用なども考えられている。

 開発にあたっては、現在も高い空間放射線量を示す地域における実証テストを重ね特許を出願した。

 使用例としては、汚染土壌などを集積したコンテナバッグや大型土嚢袋を覆うシートとして、または、家庭での除染時の保管箱用カバーシートなどが考えられる。他にも、除去草木や側溝へのカバーシートでの使用も想定される

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