CEO経歴詐称でヤフーが調査委員会設置


スコット・トンプソン氏
 スコット・トンプソンCEOの学歴に誤りがあった問題で、米ヤフーは8日、社内に調査委員会を立ち上げたことを発表した。

 同社によると、社内取締役と社外の有識者からなる委員会でトンプソン氏の学歴について調査し、またCEOに選任される過程の調査も行われるという。

 選任にあたっては、キャロル・バーツ前CEOが退任して後に、役員選任委員会が選んだ。同委員会で中心的な役割を果たしてきたパティ・ハート取締役が、今期限りで退任することも同時に発表した。委員会で、トンプソン氏招へいを推進してきた人物でもある。

 すでに委任状争奪戦を仕掛けることを宣言している、大株主のヘッジファンド運用会社サードポイントの指摘によって発覚。すぐに公式サイト上で経歴は修正されたものの、解任を要求している。

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