中国高級車、多くの買い手は30歳前後

 中国では高級車が飛ぶように売れているが、買い手の多くは30歳前後の男性だという。中国で華々しく開かれるモータ−ショー。そこにこっそりと訪れ、大金を払って高級車を買っていくのはどういう人たちなのだろうか?

 新華ネットによると、その多くは「2代目御曹司か、会社の経営者」で、ほとんどの顧客はモーターショーの前に予約をしてしまうのだという。「現在の富豪は皆若く、値段もまったく気にしていない」という。

 例えば、北京国際モーターショーの目玉として登場した、フランスの高級スポーツカーブランド、ブガッティの『ヴェイロン 16.4グランスポーツ VITESSE』を購入したのは30歳前後の男性だったという。値段は4000万元(約5億500万円)だ。

 ブガッティだけでなく、ベントレー、ランボルギーニ、マセラティなどの展示車を購入していく人たちは、皆30歳前後。彼らは見たところ、普通の人たちと変わらない。ただ性能と速さを追求しているようだ。

 アジアで初めての発売となるBMWM5の展示場で一人の男性がスタッフと言い争いをしていた。聞けば、男性は、どれだけお金を払ってもかまわないから、この場で車にのって行きたいと主張していたのだと言う。

 中国富豪の心理としては、「ただ高い物を買えば良い」ということかなのだろうか。


今年の北京モーターショーでのブガッティのブース

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