インサイダー取引の米カリスマ主婦が役員復帰

 米国の「カリスマ主婦」マーサ・スチュワートさん(71 Martha Stewart)が、マーサ・スチュワート・リビング・オムニメディアの非常勤会長に就任したと、同社が23日発表した。04年に辞任して以来の復帰。

 マーサさんは1996年から2003年まで、会長を務めてきた。しかし、その間のインサイダー取引が発覚。起訴されたことで04年に辞任していた。

 マーサさんは、80年代に料理のケータリングサービスを行いながら、自身の料理や園芸などの経験を記した著書がベストセラーとなり、全米のカリスマ主婦となった。事業も大成功し実業家としての側面が強い。その一方で、夫とは離婚している。現在も夫の姓を名乗っている。

 米証券取引委員会(SEC)から、5年間は上場企業の取締役には就任してはならないという条件を飲むことで和解していた。

 マーサさんは「私たちのブランドの強さと大きな可能性を実現していけるように事業に協力していきたい」とコメントしている。


マーサ・スチュワート氏。左はラルフ・ローレン夫妻

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