BNF氏が秋葉原のビルを巡って訴訟に

 日本一有名な個人投資家BNF氏が所有する東京・秋葉原の商業ビル「AKIBAカルチャーズZONE」を巡り、開店に関わるコンサルタントを請け負った都内の一級建築士事務所が、追加の働きに対して報酬が支払われていないとして、約2500万円の損害賠償を求めて、東京地裁に訴えを起こしていたことが28日わかった。

7月オープンが年末にずれ込み


AKIBAカルチャーズZONE
 判明しているだけでも、株式投資で200億円以上を稼ぎだし、数々の伝説を持つ個人投資家BNF氏。現在は、東京・秋葉原の駅周辺に「チョムチョム秋葉原」(90億円)と、「AKIBAカルチャーズZONE」(170億円?)の2つの商業ビルを保有するなど、幅広く投資家とし活動している。

 訴状などによると、今回は舞台となるのは、昨年2月に取得したビル「AKIBA-」の方。同7月にオープンさせるべく、BNF氏は、仲介人を通じて一級建築士事務所に総合プロデュースなどを依頼した。業務委託費用は5000万円。しかし、3月11日の東日本大震災で5階の店舗のエアコン搬入が延期になるなど、7月のオープンが難しくなり、追加の作業が発生したが、追加の業務委託料が支払われなかったとして、一級建築士事務所が約2500万円の支払いを求めた。

 ちなみに同ビルの6階にはつんく♂氏プロデュースの店舗「AKIHABARAバックステ⇔ジPASS」もあるが、こちらも当初のオープン予定から大きく遅れ、それに伴う追加業務が発生しているという。

 一方でBNF氏側は争う構えを見せている。

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