鳩山由紀夫元首相が首相官邸前で行われている脱原発デモに参加して演説を行ったことについて、24日の参院予算委員会で、野田佳彦首相は「報告は受けている。法案の審議に党議拘束は掛かるが、それ以外の活動を制約するのはできない」と述べた。片山虎之助委員(自民)の質問に答えた。
鳩山氏は20日夕、首相官邸前で行われた脱原発デモに参加。雨の中で「再稼働はやめるべきだ」などと拡声器で訴えた。その後、首相に直訴するために官邸に入ったが、首相は大雨の被害に遭っていた九州の現地に赴いていたため留守。藤村官房長官に用件を伝えたという。
野田首相は「法案の審議に党議拘束は掛かるが、それ以外の活動を制約するのはできない。とやかく大事なテーマで、問題意識を共有できるように話し合っていきたい」とした。