ロンドン五輪が開幕し各競技ともに熱戦が繰り広げられている。スポーツと言えば、他人事なのに、なぜか感動することがある。しかも五輪という大舞台なら、それはよくある。各メディアは、感動エピソードの応酬を展開する。
@KeigoTakeさんがツイートする。
ツイート主は、『ニューズウィーク日本版』の元編集長、竹田圭吾氏。
「過去の挫折を克服、というストーリーにはめるのは万国のスポーツメディアに共通だと思うけど、闘病中か最近亡くなった肉親をとりあえず見つけようとするのは日本のスポーツ報道の病気だな。選手に対するある種の侮辱だと思う」
取材する側としては、このようなエピソードに出会った時は内心「やった」とガッツポーズをしているものだ。
結果という感動の裏に、さらに感動エピソードがあれば、感動は倍増する。という太古からの法則が生きている? マスコミの上層部も、エピソード取材にはこだわる。だから、この姿勢は変化がない。
ただ、それも飽きた。