世界のファミリーオフィス部門の預かり資産残高のランキングを、ブルームバーグマーケッツ誌が集計し発表した。1位はHSBCで1236億ドルだった。このランキングはファミリーオフィス調査会社のデータや、富裕層のデータなどを基に集計されたものだという。
ファミリーオフィスは、資産保全・運用からビジネス、法務、子弟の教育や生活全般に渡って助言を行うサービス。今回対象となるのはマルチファミリーオフィスと呼ばれる、20億円以上が一つの基準になるもの。
ブルームバーグマーケッツによると、HSBCはスイスの名門プライベートバンク「1875 Finance」を傘下に持っており、10兆円を超える資産預かりがあった。
297家が預けているため、1家あたり平均で言うならば、4億1600万ドル(約327億円)となる。預かり資産も一ケタ違うが、平均額でも他行から体一つ抜け出している印象だ。
◆ファミリーオフィス預かり資産ランキング
1 HSBC 1236億ドル 297家
2 ノーザントラスト 900億ドル 4101家
3 BNYメロンウエルス 645億ドル 424家
4 ベッセマートラスト 624億ドル 2100家
5 ピクテ 573億ドル ?
6 UBSグローバル 373億ドル 125家
7 ウィルミントントラスト319億ドル 306家
8 アボット・ダウニング 306億ドル 596家
9 USトラスト 296億ドル 163家
10 ホーソン 213億ドル ?