九州電力は7日発表した2013年第2四半期決算の業績予想で、売上高を7600億円、営業利益を1550億円の赤字、純利益を1650億円の赤字とした。13年3月期の中間配当を無配、役員報酬も減額するとした。
同社によると、上半期の需給動向の見通しを踏まえ、販売電力量は減少するが、燃料費調整の影響で料金単価が上昇し、前年同期を上回る見通し。ただし、火力燃料費、購入電力の増加で赤字幅が拡大する見通しだという。
通期の業績予想については、原発再開が不透明な状況で、下半期の需給動向が見通せないことから、未定とした。
こうした厳しい経営状況からも、取締役の年間報酬額の35%程度、 執行役員の年間報酬額の20%程度と減額することに決定した。期間は9月分から当面の間とした。